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　昭和18年、猛将角田中将を指揮官に、新造空母「天龍」を主力とした独立航空艦隊が創設される。
　生き残りのパイロットたちを集めた航空艦隊は、南太平洋で激闘を展開した後、アッツ島に危機迫るの報を受け、アリューシャン列島に急行する。
　山本五十六大将、山口多聞少将亡き日本海軍は、果たしてアメリカ軍を蹴散らすことができるのか？　小型空母の獅子奮迅の活躍が開始される。

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　空母「天龍」を旗艦とする第４２独立機動部隊は、アッツ、キスカ島を守りきり、アリューシャン列島を東に進む陸海軍の先鋒として、ウムナク島をめざす。
　だがアメリカ海軍は、ハルゼー大将の陣頭指揮のもと、空母「エンタープライズ」と「エセックス」が、北太平洋をめざす。さらにアメリカ陸軍航空隊は、新型戦闘機「サンダーボルト」と対日戦略爆撃機Ｂ‐29をアリューシャン列島防衛のために送り込んできた。
　はたして日本海軍のダッチハーバー攻略はなるのか？　いま、北太平洋で激戦の火蓋が切って落とされた。

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　日本海軍連合艦隊は、ついにダッチハーバーをめざし、進撃を開始する。だが、零戦の威力は、米陸海軍戦闘機の前には歯が立たず、第４２独立機動部隊は壊滅状態に。
　横須賀に戻った第４２独立機動部隊は、零戦に代わる新型艦上戦闘機――「疾風」を受領し、一路、ミッドウェイに向かった。

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