■ 特 報! ■

『灼熱の走路』電子書籍版、発売中!

第1部 〈挑戦! インディカーシリーズ〉(300円+税=315円)
第2部 〈激闘! インディ500〉(300円+税=315円)

 電子書籍版『灼熱の走路』が2006年4月より、オンライン書店で発売開始となりました。ご希望の方は、下記のネット書店から購入してください。PC用、携帯端末用などがありますので、お好みのものをお選びください。題名で「灼熱の走路」を検索してください。

インディカーレース小説
灼熱の走路
第1部 〈挑戦! インディカーシリーズ〉(1995年10月発売)
第2部 〈激闘! インディ500〉(1995年12月発売)



(有楽出版社・発行/実業之日本社・発売/800円+税)
・日本でF3000レースに参戦していたレーシングドライバーの片桐優作は、独立してチームを持つが、スポンサーの企業が倒産して巨額の借金を背負う。その挙げ句に富士スピードウェイのレースでクラッシュし、生死の境をさまようが、奇跡的に生命をとりとめる。片桐が意識不明の重態に陥っている間に、妻の香織は、借金の返済のために住んでいたマンションと、自分が経営していたマンションを手放した末に、一人息子を連れて片桐の元から離婚して去っていく。
【著者独白】
「いちど挫折した男の復活物語」――この冒険小説の王道をレースの世界で描いてみたいと思ったのが執筆の動機となった。いちど失敗したら、二度と浮き上がることのできないF1や、それに準じたヨーロッパ系レースは、男の復活物語の舞台には似合わない。コースアウトしても再びレースをやり直すことのできるアメリカのレースこそが、男の復活の場所にはふさわしい。そこで私は、主人公の片桐優作を、ためらわずにアメリカのインディカー・シリーズに抛り込んだ。  この作品は、販売体制の問題などもあり、思ったほど売れなかったが、著者としては、最も愛着のある作品であり、かつ、ちょっぴり自信作。
・意識を回復した片桐は、もはやどこのチームからも相手にされず、タクシーの運転手となるが、香織が借金を払い切れずに暴力団の取り立て屋に一夜、身をまかせたことを知り、自棄を起こして暴走する若者の乗った車をクラッシュさせ、交通刑務所に送られる。出所した片桐に、かつて所属していたチームのオーナーが声をかけてきた。アメリカでインディカーレースに挑戦しないかというのだ。日本にいても永久にレースができるチャンスはありそうにない。片桐はアメリカでの再起を決意して、ライセンスを取得するためにカリフォルニアのレーシングスクールに入学、ここからインディカーレースへの挑戦を開始した。
・インディカーの世界には、並みいる強豪ドライバーたち、そして初めてのオーバルコースが待っていた。時速400キロ近い速度の出るミシガン・スピードウェイで大クラッシュし、脳震盪を起こすなどの苦難に遭いながらも片桐は、着実に速さを見につけ、最終戦のラグナセカを迎える……。
・ここまでが第1部。第2部では、阪神大震災の影響で再び苦難に陥った片桐のインディ500決勝レースまでの長く果てしない挑戦を描いている。2巻とも550枚以上の長編で、これを読むと、ホンダやトヨタが参戦するインディカーがどんなものかもわかるはずだ。
「灼熱の走路」書評&感想
「灼熱の走路」第1部    「灼熱の走路」第2部

"インディカー・CGイラスト・ギャラリー"
イラスト・米田 裕(菅谷充作「灼熱の走路」のカバー、本文イラスト)



復刊ドットコムで『灼熱の走路』の復刊リクエスト

 絶版や品切れで読めなくなった本の復刊を出版社に頼み込む復刊ドットコム『灼熱の走路』が登場しています。作者は特に関知していませんが、投票してくださったみなさんに感謝しています。


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