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  • 03年07月下旬の日記

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    07月21日(月) ホームページの配達

     正午前に起床後、「漫画原稿を守る会」公式ホームページのファイル修正の追い込みをし、午後3時くらいには修正を完了する。
     一息ついたところで外が騒がしいので出てみると、お隣の庭先で、息子さんが大量のカブトムシを洗っている。昨年つかまえたカブトムシがタマゴを生み、それを育てたのだという。この数十匹のカブトムシ、売ったらいくらくらいになるだろう……などと下世話な想像をしたり。
     家に入ると川島れいこさんから電話。ファイルの修正が完了したことを伝え、こちらのサイトに掲載したのをダウンロードする方法ではどうかと訊ねると、川島さんのところでは、GetHTMLのような大量のファイルをダウンロードする手段がないという。そこでファイルをコピーしたCD-RWとMOをデイパックに詰め、自転車に乗って川島宅まで配達することにする。クルマよりも自転車の方が早そうなので(歩いても20分ほどの距離)、えいやっと自転車で向かうと7分で到着。
     川島さんの仕事場のパソコンではCD-RWの読み込みもOKだったので、こちらからファイルをコピー。これをサイトにアップして、とりあえず作業は終了。川島さんのアシスタントにパソコンに詳しい女性がいたのだが、ぼくが以前、「@nifty」で「コンピュサーブ&国際通信フォーラム」のシステムオペレーターをしていたとき、「香港で国産のモデムが使えるかどうか」という質問を寄せたことがあるという。カプラーが必要な時代からパソコンで通信をしていたのだそうで、こういう人がいれば川島さんも心強いことだろう。それでなくても膨大なマンガの仕事を抱えているのに、そのうえに「漫画原稿を守る会」の会計係やらホームページ作りやらを担当することになって、脇から見ていてもハラハラだったので。
     ちなみに川島れいこさんとは、お互いが独身時代からの知り合いで、もうン十年のつきあい。昨年、うちの母の葬儀のときには、忙しい彼女に受付をお願いしてしまったりしたことも。そんなことの恩返しにでもなれば……と思って手伝ったのだが、くれぐれも、あまり無理しないように。
     帰りは道路が空いていて、自転車で全力走行したら6分で帰着。いい運動になった。
     帰宅して、「漫画原稿を守る会」公式ホームページにアクセスすると、ゲゲッ!「http://www.k-reiko.jp/mamorukai/」ではトップページが表示できないことがわかる。川島さんが借りているレンタルサーバーでは、「index.html」しか省略用のファイルとしては認知されないのだろうか。レンタルサーバーの設定などは、また別の人に依頼しているらしいが、このような設定は業者にまかせるのか、それともユーザーが「.htaccess」で設定すればいいのだろうか……? この件は後ほど確認することにして、次の仕事に取りかかる。
    「Amazon.co.jp」から資料として注文した本が届いていたが、内容を確認する気力もない。

    07月22日(火) 本の買い出し

     また道路工事の騒音と振動で3時間の睡眠でたたき起こされる。
     えいやっと飛び起き、新宿の紀伊國屋書店まで本の買い出し。目的は、気になっていた『私は吉田茂のスパイだった』の購入。先週末、紀伊國屋書店のサイトで、どの売場に置かれているかを確認しておいたので、そのメモを持って出かけたのだが、その棚にはない。近くにいた女性店員に書名を告げて訊ねると、即座に別の棚から持ってきてくれる。つい最近、棚が変わったのだそうだ。ついでに別の陸軍中野学校関連の本も購入。
     高円寺に回って居酒屋で生ビールを飲みながら読書。その後、同業者のNさんと待ち合わせ、またビールを飲み、Nさんと分かれた後は、また別の店に寄って……結局、朝の電車で帰宅。

    ■今日買った本

    『私は吉田茂のスパイだった』(東輝次・著/保阪正康・編集/光人社/2001年12月刊/1,700円+税)......前半は編者の保坂氏による吉田茂の略伝。後半が東輝次氏が昭和26年頃に書いた手記だったが、前述の『秘録 陸軍中野学校』の著者も、東氏に取材しただけでなく、この手記にも目を通していたのではなかろうか……。本書には「ヤマ」という語句は、同じ意味と思われる「ヤム」を合わせて2箇所しか出ていない。『秘録 陸軍中野学校』には大量に出てきたのだが……。

    『陸軍中野学校――秘密戦士の実態』(加藤正夫/光人社/2001年5月初版・2003年5月3刷/1,900円+税)......ネオコン映画「ムルデカ」の公開を意識してか、帯には「ムルデカの真実」の文字が。確かにインドネシアと日本は、ムルデカに日本人の旧兵士が手を貸した関係もあって、良好な関係がつづいていたが、もとはといえば今村均という陸軍非主流派の将軍が占領軍司令官だったことが、このような関係を築いたスタートではなかったのか……。

    『ハリマオ――マレーの虎、六十年後の真実』(山本節/大修館書店/2002年3月刊/2,200円+税)......昭和30年代、テレビで大ヒットした「怪傑ハリマオ」のモデルといわれるマレーの日本人盗賊・谷豊の実像を追ったノンフィクション。「少年マガジン」連載のマンガ「怪傑ハリマオ」は石ノ森章太郎先生が手がけていたが、このマンガが昭和46年(1971年)頃、虫プロ商事から箱入り版の単行本として出版されたとき、原稿が行方不明だったために、雑誌のページを写真撮影したものをトレスしたものが原稿として使われた。このトレスの仕事で呼び出されたのが、ぼくが石森プロと関わる始まりだった。

    07月23日(水) 泥のように眠る

     朝まで飲んでいたせいで、久々にグッスリ。道路工事も少し離れた場所に移動していたのも幸いしたのだろう。
     起き抜けから電話でパソコン関連のSOS。これを解決すると、また別のSOSの電話が……。そんなこんなで出かける予定があったのをドタキャンすることに。ついでに娘の誕生日だったので、リクエストに応えて家族でお好み焼きを食べに行く。帰宅後は企画書を書きながら世界水泳。

    07月24日(木) ジャズの夜

     夕方、打ち合わせのため新宿に向かう途中、携帯電話のバッテリーが切れていることに気づく。新宿に着いてからビックカメラで携帯電話用の緊急充電器を購入。乾電池が使えるタイプのもので980円也。つづいて有名な喫茶店でY出版社のMさんと次の架空戦記のシリーズについての打ち合わせ。とりあえず方向性が決まってホッ。Mさんと別れた後、末廣亭ちかくの蕎麦屋で冷やしきつねそばを食べ、新宿2丁目のライブハウスへ。ここでニューヨークから来たジャズのカルテットの演奏を楽しんだ後、また高円寺へ。世界水泳に間に合うように帰宅したつもりだったが、北島康介の平泳ぎ200メートル世界新のレースには間に合わなかった。そのままテレビで世界水泳を見ているうちに、ハッと気づくと座椅子の上で寝ていた。

    ■今日とどいた本

    『幻術絵師、夢応のまぼろし』鈴木輝一郎/河出書房新社/2003年7月刊/1,700円+税)......「小説新潮」に掲載された時代小説をあつめた短編集。

    『ZaurusSL-C750/760徹底活用マニュアル―便利アプリからインターネット・Linuxコマンドの使いこなしまで』(武井一巳/メディア・テック出版/2003年7月刊/2,180円+税)......好評だった『Zaurus SL‐C700徹底活用マニュアル―便利アプリからインターネット・Linuxコマンドの使いこなしまで』の続編。考えてみれば私もザウルスの通信本を書いたことがあったが、あの頃のザウルスと比べると、Linuxベースであるだけでも驚異……。

    07月25日(金) ローカル水泳

     午後、歯医者に出かけたあと、フィットネスクラブで水泳。どこのプールでも世界水泳の影響で、泳いでいる人たちのスピードが上がっているという情報があったが、ぼくが通っているプールでは、とくにそんなことはなかった。水泳800メートル、ウォーキング500メートルのノルマをこなして急ぎ帰宅し、夕食に下の娘とクルマで焼肉。コレステロールを気にしつつロースにカルビにタンにハラミに……。ああ、ダイエットは、どこへ行った……?

    ■今日とどいた本

    『猪苗代マジック』二階堂黎人/文藝春秋/2003年7月刊/1,857円+税)......分厚い新本格ミステリ。二階堂さんにとって3年ぶりの書き下ろしだとか。

    「DENTAL DIAMOND」......歯科医師向けの専門誌。今回、「出っ歯のヒーロー、アメリカで挫折」という題名のエッセイを書かせていただきました。かつて『ゲームセンターあらし』を主人公にした「こんにちはマイコン」というマイコン入門書が、アメリカの有名大学から翻訳出版される話があったのですが、このとき色んな注文がついた中に、「出っ歯はマズイので、この歯を引っ込めてほしい」というものがありました。出っ歯でない「あらし」には存在意義がなくなるし、そもそも、そんな修正をする時間もなかったためにアメリカでの出版はボツになったのですが、いま考えると、無理してでもやっておけばよかったかなあ。出版を依頼してきたのは、なんせ、ハーバード大学の出版局だったんですから。

    07月26日(土) 落語と色物と……

     昨日の夜、PerlでCGIのプログラムを組みはじめたら、いつのまにか朝になってしまい、あわてて寝たのが午前6時半。眠りについた直後に長い地震で起こされ、再び眠ったと思ったら、またもや家の前で道路工事。ティッシュペーパーを丸めて耳に突っ込むが、家が揺れては耳栓も効果なし。
     ろくに眠れないまま午前11時過ぎに起床し、下の娘をつれて中野ゼロホールで開かれた「口八丁手八丁の会」へ。鬼平こと長谷川平蔵を主人公にした三味線俗曲漫談で人気の柳家紫文師匠主催の会で、ここに出演する邦楽バラエティバンド(?)「東京ガールズ」のメインボーカリスト・愛ちゃんからチケットを売りつけられて(?)出かけたもの。中入り前は落語が三席に紫文師匠の平蔵もの、中入り後は東京ガールズの邦楽バラエティに曲独楽の色物。このところ小さな寄席で落語を楽しんでいたが、定席の寄席にはごぶさたで色物を楽しむ機会がなかったので、久々の色物を楽しむ。ガールズのギャグは少しすべっていたけれど……。
     寄席の後は高円寺の飲み仲間と一緒に高円寺に移動し、格安居酒屋で発泡酒。さらに一軒まわって午後9時過ぎに帰宅。眠気が限界で、なんとか風呂にだけ入り、あとはバタンキュー。明日は日曜なので工事のないことを祈りつつ……。

    07月27日(日) サイト作りでヒイヒイヒイ……

     昨夜、早く寝たせいで、今日は午前9時に起床。そのままパソコンに向かい、あちこちのサイト作り。まずは漫画原稿を守る会で忙しい川島れいこさんのサイトのファイルを修正。IBMのHomepage Builderの「どこでも配置モード」を使ってホームページを作ったら、小さな画面のパソコンでは、横スクロールしないとリンクのクリックもできないという問題が発生し、その修正を依頼されたもの。スタイルシートのレイヤー機能を使い、画像や文章を表示する位置が絶対座標でガチガチに指定されているのを<table>タグに置き換えて、修正を重ねていく。
     夕方までつづけたところで目が霞んで中断。夕食後は、Perlでプログラミング。プログラミングなんてたまにしかやらないので、命令を忘れてしまって悪戦苦闘。それでも深夜には、何とか完成。
     深夜、楠木誠一郎さんのサイトを更新。毎週、日曜日に「日録」という週刊日記を更新しているのだが、これもフォーマットを決めたテキストファイルで送ってもらい、リネームしたら、あとは更新用のプログラムのアイコンをダブルクリックするだけ。これで日記のページ、メニュー、トップページの更新情報までがHTMLファイルで出力され、あとはFTPでアップロードするだけ。メール受信からアップロードまで、最近では1分もかからない。日録専用のプログラムも、この日記のHTML化プログラム同様に、BASICで書いているのがご愛敬(?)。
     資料読みを開始し、明け方、足りない資料を7冊ほどAmazon.co.jpにオーダー。このうち2年前に刊行されたばかりの1冊が、すでに絶版になっていて、Amazon.co.jpでも他のオンライン書店でも入手不能。そこで書店のサイトを検索すると、池袋のジュンク堂に1冊在庫があるのを発見。よし、明日、買い出しに行こう。

    07月28日(月) 書店は天国、パラダイス

     明け方寝たら、また早朝から家の前で道路工事。こりゃダメだ、と寝るのを断念して午前中に起床。パソコンを起動しメールをチェックすると、川島れいこさんから連絡が欲しいとのメール。電話してみると、何やら手渡したいものがあるのだが、締切で身動きが取れないとのこと。それならば……と今日は自転車ではなくクルマで川島さんの仕事場へ。いただいたのはホンモノのイチゴを冷凍してシャーベット状にしたものに練乳が詰まった夏のお菓子。お中元にもらったものがアシスタントさんたちにも好評で、あらためて購入したのをホームページ作りのお礼にと、こちらにもお裾分けしてくれたらしい。そんな気を遣わなくてもいいのに……。
     修羅場のようだったので、用件だけすまして即座に帰宅。これも川島さんがらみでエクセルのワークシートを試行錯誤しながら作成するも、完成しないうちに時間切れで池袋へ。今朝、寝る前にジュンク堂の池袋店にあることがわかった本を買いに行くため、某社の編集者との打ち合わせも池袋に変更してもらったもの。自転車で最寄り駅まで出かけ、西武池袋線で池袋へ。時間にゆとりがあったので、空いている各駅停車に乗り、座席でノートパソコンを開いてエクセルのワークシート作りをシコシコシコ。あと一発、関数を指定すれば完成するところで池袋に到着。あわててノートパソコンをデイパックにしまう。
     ふと気づくと電車の車内に「POPYE」の中吊り広告が。今日発売の「POPYE」には、先日、「スペースインベーダー25周年記念特集」でインタビューされた記事が載っているはず……と、池袋駅構内の売店で「POPYE」を購入。中綴じフロクのようなページのインタビュー記事をざざっと読むと、うーん……ちょっと違うところもあるような……。掲載されている写真を見ると年齢がバレバレですね。おまけに銀歯がギラリ。前歯は修理中のためプラスチックの仮歯になってます。しかも冷やし中華を食べているときに前歯が割れて落ち、しかたがないのでアロンアルファで固定していたのでありました。
    「POPYE」を見るのはそこそこに、喫茶店Tで編集者と待ち合わせ。持参したマンガの原稿を渡したあと、しばし雑談。
     編集者と別れた後は、ジュンク堂池袋店に移動し、まずは、あらかじめジュンク堂のサイトで検索し、売場もチェックしてあった目的の本を確保。さらに上の階に、下の階にと移動し、あれこれ本を物色。しかし、このところ、頻繁に大手書店巡りをしているせいか、これといった収穫物はなし。それでも気がついたら2時間も経っていた。
     電車に乗って買ってきた本を開いたが、ハッと気づくと座席で居眠りをしていた。帰宅後は、まずエクセルのワークシート作りに決着をつけてから、買ってきた資料の読書。深夜、歌手の江戸賀あい子さんのサイトと、落語家の古今亭菊之丞さんのサイトの更新。その後は、ひたすら読書。

    ■今日、買った本

    『孤高の鷲〈上〉―リンドバーグ第二次大戦参戦記』(チャールズ・リンドバーグ〔Charles A. Lindbergh〕著/新庄哲夫・訳/学研M文庫/2002年2月刊/720円+税)......すでに絶版となってしまった文庫。ケーブルテレビの「ヒストリーチャンネル」でも紹介されていたが、「翼よ、あれが巴里の灯だ」のリンドバーグが、太平洋戦争中、民間人の資格でソロモン方面においてロッキードP‐38「ライトニング」戦闘機部隊に操縦を教えたことがあるらしい。彼のアドバイスでP‐38「ライトニング」の航続距離が飛躍的に延びたのだという。大西洋横断、息子の誘拐事件、日本への飛行……なども含め、次の架空戦記に、もしチャンスがあれば、『星の王子さま』のサン・テグジュペリとともに、登場いただけないかと考えているのだが……。すでにネット書店でも入手不能となっているのは、この本なのだ。他にAmazon.co.jpで予約したものも、みな、リンドバーグにサン・ゲグジュペリ関連の本ばかり。この本も下巻はジュンク堂にもなく、Amazon.co.jpで予約した。

    『マッカーサー大戦回顧録』(上)(ダグラス・マッカーサー著/津島一夫・訳/中公文庫/2003年7月刊/952円+税)
    『マッカーサー大戦回顧録』(下)(ダグラス・マッカーサー著/津島一夫・訳/中公文庫/2003年7月刊/952円+税)......とりあえずマッカーサーに関する本なら何でも集めているので……。

    『映画はやくざなり』(笠原和夫/新潮社/2003年6月刊/1,500円+税)......電車の中で読みはじめたら、もう、やめられない止まらない。これも日活アクション映画で小学生時代を過ごし、中学生から高校生にかけては東映やくざ映画を見て育ったせいだな、きっと。「秘伝 シナリオ骨法十箇条」は、脚本家志望者だけでなく、小説家志望者、漫画家志望者も必読。すでにプロとして作品を発表している身にとっても……実に参考になった。「リクツをこねる前に、まず書け」――いちばん大事なのは、これだな、やっぱり。

    07月29日(火) 夏のフグ

     昨日、作ったエクセルのファイルにバグが見つかり、修正したものを送信。とりあえず動いてくれているらしい。
     午後は依頼されているホームページの修正作業。夕方はプールに出かけ、水泳800メートル、ウォーキング500メートル。帰宅後はお中元で頂いたフグ刺しでビール。夏のフグなんてどうだろう……と思っていたのだが、これがイケました。ポン酢に紅葉おろしもついてきて、湯引きもシコシコ。ついビールが進みます。
     食後は「プロジェクトX」でシャープの液晶開発ストーリーを見たあと、少し居眠りし、その後は資料読み。このところ早寝早起きで、今夜も午前1時には就寝。

    07月30日(水) またホームページ?

     午前8時に起床し、ホームページの修正と資料読み。午後は、なぜか電話がジャンジャン。マニラからの電話はパソコンに関するSOS。電話とFAXを何往復かし、なんとか暫定解決。別の電話で取材の依頼。「仮面ライダー・アマゾン」が来年25周年を迎えるのだそうで、記念の本が出るらしい。来週、インタビューを受けることにする。先日、送った小説の原稿は、なんとか10月に上下巻で出ることになったそうで、来週、ゲラが到着予定。チェックに時間がかかりそうな予感……。表紙カバー、本文挿絵のための資料を準備する。
     土曜日に娘と出かけた「口八丁手八丁の会」の主催者で三味線俗曲のお師匠さんでもある柳家紫文さんからも電話。紫文さんと紫文さんがプロデュースする邦楽バラエティバンド・東京ガールズのホームページ作りを手伝ってほしいとの相談。最近、よそのホームページ作りでテンヤワンヤ状態だが、FTPまで担当するのでなければ、まあ何とかなるだろう……と近日中に打ち合わせすることに。  夕方、マンガ関連の仕事の資料を宅配便で発送。ついでにフィットネスクラブにまわり、連日の水泳。今日は水泳900メートル、ウォーキング500メートル。昨日の水泳前の体重が76.5kg、水泳後が75.8kg。今日は水泳前が75.5kg、水泳後が74.9kg。この調子でダイエットできればいいのだけれどなあ。最近、途中で水を飲んだり、ゆったり泳ぐよう心がけているせいか、水泳前後の体重の減少は、1メートル1グラムを切るようになってしまった。

    07月31日(木) パーティーと三味線のしらべを聞きつつ打ち合わせと

     早朝から壮絶な騒音と振動。我が家の前の道路工事が最終段階に入り、アスファルトの舗装が始まったせいだ。睡眠不足でヘロヘロしているとAmazon.co.jpからオーダーしてあった資料が到着。今回は、短期間で買えるものだけ申し込んだので、到着も早かった。
     夕方、都内のホテルで開催された日本推理作家協会の夏の懇親会に出席。以前、軽井沢の仕事場で取材させていただいた藤田宜永氏に、こちらの新作小説の件で、ちょっとご挨拶。
     パーティー後は、急ぎ電車に飛び乗り高円寺の三味線酒場「ちんとんしゃん」へ。このお店は、26日に中野で開催された「口八丁手八丁の会」の主催者でもある三味線の師匠&俗曲で知られる柳家紫文さんが経営するお店。ここでは毎月、寄席も開かれている。昨日の日記に書いたとおり、紫文師匠からホームページ作りを手伝ってほしいと頼まれ、その打ち合わせ。東京ガールズの綺麗どころに、先日、臨時で東京ガールズのメンバーになった女性落語家・川柳つくしさんも来て、ワイワイガヤガヤ。そのうちに、あとから来た女性客のリクエストで、東京ガールズのメンバーと紫文師匠が次々と小唄、端唄を披露。はあ、いいもんですね。
     打ち合わせの後は別の飲み屋に移動して、時代小説作家の磐紀一郎さんに、我が家の法事会場の地図を手渡す。眠気がひどく、電車で帰るのがしんどくなってタクシーで帰宅。

    ■今日、届いた本

    『翼よ、北に』(アン・モロー・リンドバーグ〔Anne Morrow Lindbergh〕著/ 中村 妙子訳/みすず書房/2002年8月刊/2,400円+税)

    『リンドバーグ〈上〉―空から来た男』(A・スコット バーグ〔 A.Scott Berg〕著/広瀬順弘・訳/角川文庫/2002年6月刊/1,000円+税)

    『リンドバーグ〈下〉―空から来た男』(A・スコット バーグ〔 A.Scott Berg〕著/広瀬順弘・訳/角川文庫/2002年6月刊/1,000円+税)

    『孤高の鷲〈下〉―リンドバーグ第二次大戦参戦記』(チャールズ・リンドバーグ〔Charles A. Lindbergh〕著/新庄哲夫・訳/学研M文庫/2002年2月刊/720円+税)

    『夜間飛行』(サン=テグジュペリ・著/堀口大学・訳/新潮文庫/1956年2月刊/552円)

    『人間の土地』(サン=テグジュペリ・著/堀口大学・訳/新潮文庫/1955年4月刊/552円)

    『戦う操縦士(サン=テグジュペリ・コレクション)』(アントワーヌ ド・サン=テグジュペリ〔Antoine de Saint‐Exup´ery〕著/山崎庸一郎・訳/みすず書房/2,400円+税)

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